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Channel: 医療法人社団ヨシダ歯科 北海道 登別市
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Pリスク

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令和6年度改定のうち、重要なんだけど忘れがちなコト=「Pリスク」について。

PリスクとはSPTの歯周病ハイリスク患者加算のことで
要点は
・医科からの糖尿病に関する連携共有の文書が必要
・糖尿病の特性を踏まえ歯科で頑張ってP治療する
・SPTに到達する
・Pリスク加算の算定(月1、紹介元の医科医療機関名を摘要記載)
・口管強以外の診療所でも毎月のSPTが可
です。
添付した書類は厚労省の令和6年度診療報酬改定の概要 【歯科】の133ページです。

御存知のように、糖尿病と歯周病の間には密接な関係があります。
Gogle のAIでは次のような事項が掲載されてました。

■ 糖尿病になると、口の中が乾きやすくなり唾液の分泌量が低下します。また、唾液中の糖分の濃度も上昇するため、プラーク(歯垢)の付着や細菌の増殖が加速し、歯周病が進行しやすくなります。
■ 糖尿病の血糖コントロールが悪いと免疫力が低下し、感染症に対して脆弱になります。そのため、口腔内の細菌が原因となる歯周病になりやすくなります。
■ 歯周病になると、歯周病関連細菌から出される内毒素が歯肉から血管内に入り込み、血糖値を下げる働きをもつホルモンであるインスリンをつくりにくくします(インスリン抵抗性)。
■ 糖尿病の治療を行い、血糖管理を改善すると、歯周病の炎症も改善することが明らかになっています。
■ 歯周病が糖尿病の発症や血糖管理に影響を与えることも示されており、歯周病患者の糖尿病有病率は非歯周病者の2倍高いという報告もあります。

んで、医科点数表のB001-3生活習慣病管理料(1)の通知の(10)を見るとこう書かれています。
糖尿病の患者については、患者の状態に応じて、年1回程度眼科の医師の診察を受けるよう指導を行うこと。また、糖尿病の患者について、歯周病の診断と治療のため、歯科を標榜する保険医療機関への受診を促すこと。
同業者のみなさん、医科から診療情報連携共有の文書を持参して来院される患者さんはいますか?
「受診を促すこと」だから、口頭で「歯医者さんにも行ってくださいね」と言うだけでもOKなのでしょうが、この管理料の「3:糖尿病を主病とする場合」の点数は760点です。
通知の(10)もしっかりやってもらいたいですよね。

ヨシダ歯科では今日始めてPリスクの対象がありました。6月に医科の診療所から丁寧な文書を持参し、患者さんも苦手な歯科治療に頑張って通院してくださいました。手前味噌ながら「初診のときとは比べ物にならないぐらい状態」となったため初回のSPTとあいなりました。

もっとも、SPTの短縮に関しては元々「全身疾患の状態により歯周病の病状に大きく影響を与える場合」ってのがあったので、DM患者さんの場合は必要があれば口管強以外の歯科でも3月に1回じゃあなくても良かったんですけどね。
たまに見直ししましょう

 


 

今朝はタラコのパスタにしてみました。
かなり細かく刻んだニンニクをオリーブオイルとペペロンチーノオイルで熱を通し、あらごしトマトと生クリームを少々、、、やや早めに茹で上げたパスタを入れて混ぜ混ぜ混ぜ、、、仕上げにイタパセとオリーブオイルを投入し、お皿に盛ってからタラコをトッピングです。
めっちゃ旨かったっす。

明太子でも

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